岩倉玲音に憧れて。

…最近になって
serial experiments lain
にハマりました。
いい歳こいて厨二病かよ、と言われても仕方無いと思います。

私はlain仏教的な思想を感じました。
他人の記憶や記録の中に「私」は存在している。逆に記憶や記録に残らない「私」は存在しないのと同じ。それは自分から見た「他人」も同じこと。
絶対的な実存というものは無く、相互干渉、情報伝達の総体として世界が或る。だからこそ岩倉玲音は世界から消え、且つ遍在し得た。
諸行無常・空即是色の仏教的世界観と、lainで語られる世界観は非常に似ている気がしてならないんですが、間違っているでしょうか…

それにしても、岩倉玲音にしろ、「まどかマギカ」の鹿目まどかにしろ、それまで一人の普通の人間だった存在が、神のようなモノになってしまうことは果して幸福なのか、不幸と捉えるべきなのかどうか未だ私には分からない。皆さんはどう思うのでしょうかね。